ななにんぼっちのリメンバーミー


TravisJapanが渡米を発表した翌日、金曜ロードショーでリメンバーミーを見た。

リメンバーミーは日本語に訳すと『私を忘れないで』

あまりにタイムリーで、あまりに歌詞が今のトラジャと重なって見えてしまって、映画の内容と合わせて涙が止まらなかった。

彼等のしきりに言う『遠くにいても、離れていても心は繋がっている』という言葉。
リメンバーミーの歌詞は、まるで彼等と、トラジャ担の心の代弁のように見える。

一時の別れではあるけど、忘れないで欲しい。応援し続けて欲しい。
離れていても、ファンの為に歌を、ダンスを、自分達のありのままを届けると言ったTravisJapan。

それに私達は忘れはしないと、彼等の残した歌は、ダンスは、思い出は、私達にとって何にも変えられない特別なものだ、と。
その思い出を胸に抱いて、また会える日を信じて待とう、と。応援し続けていきたい、と。

新聞の一面に沢山取り上げられた。こんなに沢山の紙面に取り上げられた事は、かつて無かっただろう。
どれも背中を押すような、前向きなコメントが揃っていた。メンバーのコメントも、これらを書いた記者の言葉も。

昼夜問わず、ジャニーズWebには先輩方からの激励と、その決意を賞賛する言葉が並べられた。
頑張れ。お前らなら出来る。成し遂げて、大きくなって帰ってこい、と。

そしてその先輩達が揃うジャにのちゃんねるでも、いち早く先輩方に報告する様子を収めた映像がアップされた。
ニノから手渡された餞別と、一言。

『えん』で持って行って、『えん』で持って帰って来て下さい。

向こうで沢山の『えん』を結んで、その沢山の『えん』を持ち帰って糧にして欲しい、という意味もあるんだろうか。素敵な言葉だと思った。
海外で数々の挑戦をして、数々の功績を残した先輩だから言える事で、本当に偉大な先輩だしそんな先輩の背中を見て育ったTravisJapanもきっと、同じ様になれるんじゃないかと思わされた。

そしてこの2日間で改めてTravisJapanというグループは、沢山の人に愛されているグループなんだという事を実感した。

日本での沢山の『えん』を糧に、彼等は目に見えない大きな壁に立ち向かおうとしている。異国の地で前人未到の挑戦をしようとしている。

でも彼等は"ひとりぼっち"じゃない。
"ななにんぼっち"で、挑みに行くのだ。
きっと、お互いがお互いにとって心強い味方なはず。そして、皆で切磋琢磨できる素敵なライバルなのだ。

まだまだ彼等の決断を咀嚼して、飲み込むには時間が掛かると思う。色んな媒体を見る度に居なくなる実感が沸くんだと思う。
居なくなってからも、TVで、雑誌で、いなくなった姿を探してみては落ち込んで、彼等に思いを馳せるんだろう。

でも彼等が目の前から完全に消える訳じゃない。

会えなくて寂しい夜は、きっと彼等なりに心を寄り添わせてくれるのだろう。
遥か彼方、10,144kmの遠くの地から、彼等の音は私達を優しく包み込もうとしてくれるのだろう。
私達は彼等の愛に支えられ、そして私達の愛を持ってして、彼等を支え続けていくのだろう。彼等を誰より応援して支え続けて、この国で彼等の居場所を作り出せるのは、私達ファンだから。
いつ帰ってきてもいいように。彼等が笑ってただいま、と言えるように。

ななにんぼっちの彼等が胸を張って私達の前に立つ日が来るまで。
また7人の素敵なアイドル達と逢える日が来るまでは、何時でも会える夢の中で、私達と彼等を繋ぐ音を聴いていたい、と思う夜。